2015年10月14日水曜日

Li-Poバッテリー処理

すっかり大学モードに戻り、日々を過ごしています。

あれからなんと文系の学部から一人を迎え新しいつながりが広がっていくことに期待しています。


そして、今回の話題はダメになってしまったリポバッテリーの処理。

大会も終わったので溜まっていたバッテリーを処分しました。

機体審査でもチェックされる通りリポは劣化してだめになります。

ダメになったリポは

     ・膨らんでいる

     ・バランス(各セルの電圧)が大きくずれている

     ・充電してもすぐに消耗する

と言った状態です。

こうなってしまうと正しく処分するほかありません。



用意するもの
     ・塩(NaCl) ・水 ・バケツ ・ニッパー


まずバケツに水を張って多めの塩を入れて水溶液を作ります。

量としてはバッテリーが沈む、しっかりと浸かるくらいです。

次はバッテリーの準備です。

バッテリーは充電器の放電機能を利用して十分に放電しておくか、

チェッカーに繋いだままにすることでゆっくりと放電させます。

リポは完全に放電してしまっても痛むものなので本来は放電しきってしまうのはご法度ですが、

処理するときは完全放電することが重要です。

なぜならば、仮に満充電のリポを塩水につけてしまった場合、反応が一気に進み

水素や酸素が大量に発生して大惨事になりかねません。

自分の技術や設備のできる範囲で放電しましょう。

放電が済んだら反応しやすくするために端子をニッパーで切断します。

ここでも注意が必要です!電気工作をやる人なら基本ですが

端子(コード)は一本づつ切ります!

ニッパーは大抵の場合導体で出来ているので、同時に2本を切ろうとすればショートします。

片方づつ、かつそれぞれの長さを揃えずに切ります。

こうすれば勝手にくっついたりすることも防ぐことができます。

切ったものを鉄の机とか導体の上においたりしないようにしましょう。これもショートします。

ここまできたらあとは先程のバケツにぽいです。

しばらく見ていると切断した端子から泡が出ます。水素とかです。

端子が銅なので昔見たことがあるかもしれない青い水溶液が出来上がります。

バケツは風通しが割と良い所で誰かが倒したりしない場所を選んでおいておけばいいでしょう。

3日から一週間ほど放置して今度こそ完全に放電します。

水からだして適当に水を切ってビニール袋に入れて各自治体で指定のゴミとして出しましょう。

これでリポの処理は完了です。





0 件のコメント:

コメントを投稿

第19回飛行ロボコン 出場のお知らせ

  こんにちは、学生航空機プロジェクト(SAP)です。 厳しい残暑が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。 本プロジェクトは9月23日・24日に行われる飛行ロボットコンテストに向けての準備の大詰めを迎えています。 冒頭の画像は制作中の機体「Peregrine Mk.III...